製品の「ライフサイクル全体:Cradle-to-grave」における環境負荷を開示するよう求める市場の声が高まっています。メーカーは、買い手および仕様決定者がより多くの情報に基づいて購買判断を下せるように、自社製品の環境性能または環境負荷に関する透明性の高い報告を提供する必要があります。
環境製品宣言(EPD)は、メーカーが製品のサステナビリティの全体像を1つの包括的な報告書で伝えるのに役立ち、土地利用の変化、潜在的な毒性リスク、企業の環境への取り組みに関する詳細を含めることができます。
EPDの構成要素
環境製品宣言(EPD)は、地球温暖化、スモッグの発生、オゾン層破壊、水質汚染など、製品が環境に与える環境負荷をライフサイクルアセスメントについて、透明性をもって報告するものです。
UL Solutionsは、ISO 14025規格に準拠したEPDに沿ったさまざまなEPD関連サービスを提供しており、サステナビリティの主張に第三者機関としての信頼性を付加します。
弊社では以下のサービスを提供しています。
EPDは、原料の調達から生産、出荷、消費、廃棄・処理に至るまでの製品のライフサイクルアセスメント(LCA)を要約したものです。LCAは、製品カテゴリールール(PCR)と呼ばれる製品固有の計算要件および方法に従って策定され、PCRに従うことでLCA作成中に一貫したデータ収集および分析が可能になります。この包括的なアプローチにより、EPDが類似製品の環境負荷の比較を可能にし、透明性が高まります。
*本サービスを通じて提供されるすべてのLCAは、独立した第三者による検証の対象となります。公平性とISO 14040/14044への準拠を確保するため、LCAの作成者と検証者は独立した別の組織が担います。PCFは、適用される国際規格およびプログラム運営者の要求事項に従って策定および/または検証されます。
EPDの需要が高まっている背景とは?
EPDは、メーカーが設計者、請負業者、建築家、その他の主要な買い手にとって好ましい供給者となり、投資家やステークホルダーの要求を満たすのに役立ちます。EPDの利用拡大を後押ししている要因は次のようなものがあります。
グリーンビルディング評価システム/スキーム LEED (Leadership in Energy and Environmental Design)、BREEAM (Building Research Establishment Environmental Assessment Method)、Green Globesなどのプログラムでは、EPDを有する製品の採用が得点加算につながります。
公共調達– EPDを有することで、グリーン公共調達の競争優位性を得ることができます。EPDは、入札書類または調達要件に規定された環境基準への適合を示すために使用することができます。
規制 – 一部の地域では、特定の製品または用途にEPDが義務つけられています。例えば、米国では、カリフォルニア州、コロラド州、オレゴン州、ワシントン州などの一部の州では、特定の建築製品にEPDを義務付ける炭素削減政策がとられています。
持続可能な開発目標(SDGs) – EPDは、製品の環境負荷を測定し、プロセスを最適化するのに役立ちます。
マーケティング – EPDは、メーカーが製品の環境性能に関するマーケティング上の主張を裏付けるのに役立ちます。
建物レベルのライフサイクルアセスメント(LCA) – 建物のエンボディドカーボン(Embodied Carbon)への関心が高まるにつれて、建物レベルのLCAが必要とされ始めています。EPDは、建物全体のLCAの作成に活用できる製品固有の性能データを提供します。
EPD最適化による環境改善の実証
製品の潜在的な環境負荷を改善するために測定可能な措置を講じているメーカーにとって、EPD最適化はその取り組みをアピールする手段となります。この独立した検証には、サステナビリティ対策を実施する前と後の製品の環境負荷を評価する比較LCAの実施が求められます。
弊社は、報告書が国際規格で定められた比較基準を満たしていること、および地球温暖化係数が少なくとも10%削減されていることを検証します。
本サービスの一環として、UL SolutionsはLEEDのEPD最適化要件への適合性を評価することもできます。これにより、お客様の製品を使用する建物がLEEDのポイントを取得できるようになります。
EPD検証にUL Solutionsを選択する理由
- UL Solutionsは、ISO 14025に基づくEPDの第三者検証・公開の制度において、業界をリードするプログラムオーナーの一つです。
- UL Solutionsによって検証されたEPDは、購買担当者、設計仕様決定者、調達・購買者によって高く評価されており、製品の環境への負荷を迅速にレビューし、プロジェクトで有効に活用できます。
- 弊社はグローバル市場向けにEPDを作成することができますが、他の複数のEPDプログラム運営機関とも同一情報源で各社のEPDを発行できる相互承認協定も締結しています。
- UL Solutionsは、メーカーと購入者の双方が環境への取り組みを真の市場リーダーシップへと転換できるようサポートします。また、メーカーとその顧客がより環境に配慮した行動をとるための取り組みを支援します。
PCRの役割
製品カテゴリールール(PCR)は、ライフサイクルアセスメント(LCA)をどのように実施すべきかを定義する枠組みです。 ISO 14025準拠のEPDは、該当するPCRに従って作成されたLCAを要約したものです。 PCRはさまざまな製品タイプに対してすでに存在していますが、場合によっては、EPD認証プロジェクトを進める前にPCRを作成する必要があります。
弊社は、シーラント、ハンドドライヤー、タイヤ、プリンター、外装材など、多くの業界でPCRの策定を主導してきた、製品カテゴリールール(PCR)作成のリーダーです。
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