Skip to main content
Switch Language
  • サービス

業務用ロボット厨房機器

ロボット厨房機器の安全性を促進する「UL 3320:業務用ロボット厨房機器の評価アウトライン」について、食品業界で使用されるロボットの安全性を高め、リスク緩和するためには何が必要なのかという、総合的な視点からご紹介します。

Robotic arms preparing a meal.

食品業界では、食品安全規制、生産性向上の要望、ロボット生産のコスト低下、自動化ソリューションへの投資拡大といった要因に後押しされ、ロボットや自動化の需要が急激に増大しています。 

なかでも業界の未来を革新する第一歩とも言える業務用ロボット厨房機器は、健康的で美味しい、作りたての食品を安全かつ効率的に提供することで、時間の節約、プロセスの標準化、コスト削減を実現し、また包括的な調理プロセスの構築を可能にしてくれるテクノロジーとして注目を集めるようになってきました。

商業用ロボットは通常、公共の場や商業施設など、人の近くで動作するため、人のいる環境で動作するロボットの安全性を高めることが重要になります。ロボット厨房機器が正しく動作しない場合、機械的・電気的な安全上のリスクや、ロボットと人間との相互作用へのリスクを招き、生産プロセスに大きな影響をもたらします。そのためUL Solutionsでは、機器製造業者が安全性を実証し、妥協せずに自信をもって信頼性と機能性の高い業務用製品を提供し、ブランドの評判を守り、消費者からの信頼を構築できるよう、さまざまな支援を行っています。

UL Standards & Engagementと連携して、業務用ロボットの安全規格の策定に積極的に取り組んでいます。業務用ロボット厨房機器を評価するための初の規格で、非常に包括的なソリューションである「評価アウトライン」も発行しました。

「UL 3320:業務用ロボット厨房機器の評価アウトライン(OOI)」に基づく試験と認証で、ロボット厨房機器の安全性を促進

ロボット厨房機器の需要は拡大し続けており、UL Solutionsでは、開発当初から安全設計の原則を考慮に入れることを推奨しています。ただし、安全性や信頼性のリスクすべてを網羅した規格は依然として存在しません。

UL 3320では、ロボットとの連携における人身傷害リスクに対処するための要求事項を規定しています。また、ユニット全体のコンプライアンス確保のために、主要な製品機能に適用される規格にも言及し、市場に製品を投入するための明確な道筋を示しています。

「UL 3320:業務用ロボット厨房機器の評価アウトライン(OOI)」に基づく任意試験の対象となるのは、以下の製品です。

  • 最大電圧1,000 V ACまたはDCの線間電圧供給で動作するロボット厨房機器、および最大定格電圧250 V DCのバッテリー電源を組み込んだバッテリー駆動のロボット厨房機器。
  • レストラン、病院、または一般の人が通常はアクセスできない他のビジネス施設などと提携している業務用厨房内で、調理および/またはモーター駆動の食品準備作業について訓練を受けた、または熟練した業務用厨房スタッフの代わりに、またはこのスタッフと連携して使用することを目的とした、ロボットまたは自動化システムを備える業務用厨房機器。

UL Solutionsの業務用ロボット厨房機器向け安全性・性能試験および認証サービス

安全科学分野をグローバルに牽引するUL Solutionsは、ロボティクスをはじめとするさまざまな市場や業界で適用される各種規格に基づいた、試験および認証サービスを提供しています。安全科学の専門家が、業務用ロボット厨房機器を安全かつ迅速に世界の市場に投入できるよう、お客様を支援いたします。

当社の信頼性の高い評価と厳格な試験手順が、お客様のブランド価値を高めながら、信頼を構築し、革新的な製品の市場投入をサポートします。ULマークは、世界中の消費者に最も広く認知され、信頼されてい‏る安全の象徴の1つであり、UL Solutionsの認証を受けた製品は市場で受け入れられやすくなります。

世界中に拠点を持つUL Solutionsでは、現地の言語でサービスを提供し、安全、規制、エンジニアリングの専門家からなるグローバル規模での支援体制を提供することが可能です。

業務用ロボット厨房機器の認証を自発的に取得することで、最新かつ包括的な要件を満たした製品を製造するという企業の姿勢を示すことにつながります。

この評価アウトラインは、各分野で規定された製品の要件とともに使用されます。また、以下の参照規格で想定されていない、または完全に対処されていないコンポーネントや機能については、下記以外の追加の規格も適用されることがあります。

  • UL 197:業務用電気調理器具の安全性に関する規格
  • UL 763:モーター駆動式業務用食品加工機器の安全性に関する規格
  • UL 2595:バッテリー駆動式家電のための安全性一般要件に関する規格
  • UL 3300:サービス、通信、情報、教育、娯楽(SCIEE)ロボットの評価アウトライン
  • UL 60730-1:自動電気制御装置に関する規格 — パート1:一般要求事項
  • UL 746C:高分子素材の安全性に関する規格 - 電気機器での使用に関する評価

業務用ロボット厨房機器で成功を収めるには、信頼性や性能の確証も重要になります。UL Solutionsの製品信頼性および性能試験サービスは、業務用ロボット厨房機器の性能と耐久性を評価し、潜在的な問題やリスクの特定につなげます。

UL Solutionsが業務用ロボット厨房機器の上市を支援します

製品設計プロセスの早い段階でUL Solutionsの専門家と連携することで、市場投入にかかる時間が短縮されるほか、設計のやり直しに伴うコストを回避し、設計ロードマップに必要な試験やコンプライアンスのプランを組み込むことできます。高い専門知識を活用し、さまざまなサービスを提供いたします。

  • 革新的なロボット技術をより迅速に市場に送り出せるようサポートいたします。
  • 革新的な製品に関する安全性フレームワークやロードマップの構築に役立てていただけるよう、製品の設計段階でUL 3320やリスクアセスメントを導入します。
  • 規格コンプライアンスのためのコンポーネント評価に向けた事前評価を支援し、ギャップ分析を定義します。
  • 製品が規格策定者、消費者、小売業者、仕様作成者、サプライチェーンの他の業者などに受け入れてもらいやすくなるようUL認証を付与することで、市場に投入するための明確な道筋を提供します。
  • 製品の信頼性を確保し、性能と耐久性を評価するほか、通常の状態と負荷の多い状態での予想耐用年数の要件を確立し、競合他社に対する差別化を図ります。
  • 製品が他のすべての関連機器と期待どおりに動作し、すべての適切な規格および技術プラットフォームに準拠していることを検証します。

サービス内容についての詳細は、セールスチームまでお問い合わせください。

リソース
Reliability

Reliability testing services for commercial kitchen appliances

516.83 KB
Navigating

Navigating New Safety Requirements for Robotic Commercial Kitchen Equipment

1.27 MB
X

当社のセールスチームまでお問い合わせください

当社の製品およびサービスにご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。お問い合わせ内容とお客様情報をご入力ください。後ほど担当者よりご連絡いたします。

Please wait…