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自動車EMC

EMC規制とサービス内容

欧州では自動車EMC指令への適合証明が強制となっており、車両および車両に搭載される電気・電子部品および組立て部品に対して本指令の要求に基づき型式認証を証明するマーク表示(Eマーク)が義務付けられます。
また、世界規模では自動車に関する安全基準、公害防止基準など国際基準の調和がUN/ECE(国際連合/欧州経済委員会)の作業部会ですすめられています。自動車EMC指令と同等の ECE Reg.10.03電波障害抑制(EMC)が国際基準(ECE Regulation)となっており、電気・電子機器に限らず、車を構成する様々な部品がその対象となります。

UL Japanでは自動車EMC指令、自動車セキュリティ指令、ECE Regulation、SAE規格に対応いたします。
車両認可機関のVCA(イギリス)およびSNCH(ルクセンブルグ)、AVI(ベルギー)の認定試験所であり、UL Japanの試験結果はEマーキングの適合証明データとしてご利用いただけます。

 VCAマーク  Luxcontrolマーク   AVIマーク

Eマーキング

ECE Regulation もしくは欧州自動車EMC指令の要求事項に適合した自動車部品に対して、E+数字(試験および認可した機関の国番号)を表した適合性マークです。(E1:ドイツ、E2:フランス、E3:イタリア・・・)


【主な対象部品】

エアバッグ
オーディオ部品
スピード制御装置
指示計器類
電子コントロールユニット


エンジンスターター
横滑り防止システム
電子ドアロック
アラームシステム
クルーズコントロール


注) 欧州自動車EMC指令の適合マークとしての「eマーク」は、2012年11月1日にECE Regulation に完全統合されるため、それ以降に欧州自動車EMC指令に基づき適合性が証明された製品も「Eマーク」の表示となります。但し、旧eマークの表示は継続使用可能です。

 

自動車指令とECE Regulation

 

EC指令ECE Regulation
72/245/EEC as amended
by 95/54/EC、2004/104/EC、2005/83/EC、 2009/19/EC
自動車EMC指令ECE Regulation 10.03電波妨害抑制装置
97/24/EC Chapter 8二輪三輪車指令
74/61/EC as amended
by 95/56/EC
自動車セキュリティ指令ECE Regulation 116車両警報システム
71/320/EEC as amended by 98/12/ECABS指令ECE Regulation 13.11国際基準調和
ブレーキ

新自動車指令 2004/104/ECへの対応状況

2004年11月13日付OJで新自動車EMC指令 として発行された2004/104/ECのイミュニティ試験において拡張された周波数範囲に対し、電波暗室試験(Free Field Test):ISO11452-2にて対応可能です。 また、ISO11452-4による2000MHzまでのBCI試験や、ISO7637-2:2004に基づく伝導エミッション測定・伝導イミュニティ試験にも対応可能です。

電気自動車のEMCについて

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)の普及に伴い、充電時におけるEMC要求を盛り込んだECE Regulation.10.04(Draft)が発行されています。ECE Reg.10.04で追加となるIEC/CISPR規格に基づくエミッションおよびイミュニティ試験に対応可能です。

自動車セキュリティシステム(自動車盗難防止装置)について

国内外を問わず、自動車の高級化が進む現代では、それに比例するように車両の盗難件数も増えています。
そのため、欧州各国では1997年より車両の盗難防止に対する法制化が進み、自動車セキュリティ指令として盗難防止装置に対する規格が制定されました。この指令には装置の安全耐久試験13項目、EMC要求事項4項目が組み込まれています。

 


自動車EMC試験 ・ 設備

対応規格

  • 自動車EMC指令 (2004/104/EC、2005/83/EC、2009/19/EC)
  • 2輪、3輪自動車EMC指令 (97/24/EC)
  • 自動車セキュリティ指令 (95/56/EC) 対応EMC試験
  • CISPR12:2009
    車両、小型船舶および内燃機関駆動装置-無線妨害特性-車両/小型船舶/装置本体または隣接の車両/小型船舶/装置に取付けられる受信機を除く受信機の保護の限度値および測定方法
  • CISPR25:2008
    車両、小型船舶および装置に搭載して使用する受信機の保護のための無線妨害特性-限度値および測定方法
  • ECE Reg10.03
  • ECE Reg97.01/ECE Reg116
  • G-TEM試験
  • JASO D 001-94
     5.8:静電気試験
     5.9:伝導電磁気試験
     5.10:放射電磁気試験(1~1000MHz)
     
  • JASO D 007:1998
  • 無線機アンテナ/携帯電話アンテナ近接試験

[対応周波数]
28, 50, 144, 430MHz (1/4λモービルアンテナ)
223, 430, 835, 900, 940, 945, 1200, 1270, 1280, 1440, 1450, 1750, 1880, 1900, 1950MHz (1/4λスリーブアンテナ)
420, 40, 873, 890, 895, 910, 920, 1465, 1475, 1748, 1860, 1880, 1900, 1920, 2005, 2025, 2300, 2450MHz (ホイップアンテナ)


一般的な試験能力

EMC (ISO手順)に基づく
A.  ISO 7637-1:1990、ISO 7637-2:2004に基づく、パワーライン伝導イミニティ試験
      Pulse 1 -600V 、 Pulse 2 +600V 、 Pulse 3a -200V 、 Pulse 3b +200V 、 
      Pulse 4 Vs:-7/Va-6V 、 Pulse 5 +200V (標準パルス) 、 Pulse 6 -300V 、 Pulse 7 80V

B.  ISO 7637-3:1995、ISO 7637-3:2007に基づく、信号ライン伝導イミニティ試験
      Pulse 3a -80V (DCC and CCC)、 Pulse 3b +80V (DCC and CCC) (標準パルス)

C.  ISO 11451-2~4:2001に基づく、車両本体への電磁界放射試験

1.

車両外放射源
周波数範囲 : 20~4000MHz  
電界強度 : 20~200MHz:30V/m at 2m、200~4000MHz:100V/m at 1m
場所 : 電波暗室

 

2.

車中発信機シミュレーション
不可

3.

バルク電流注入
周波数範囲 : 0.1~2000MHz
強度 : 置換法:200mA、閉ループ法:最大注入電力120W
場所 : 遮蔽室

D.   ISO 11452-2~7: 2004に基づく、コンポーネントへの電磁界放射試験

 

1.

無響室
周波数範囲 : 20~1000MHz  
電界強度 : 30V/m~50V/m at 1m~2m
場所 : 電波暗室

周波数範囲 :200~4000MHz 
電界強度 :200V/m at 1m
場所 :電波暗室

周波数範囲 :1200~1400MHz、2700~3100MHz 
電界強度 :300V/m at 1m
場所 :電波暗室

2.

TEMセル
周波数範囲 : 0.01~200MHz
強度 : 150V/m
EUTサイズ : 450mm(W)×450mm(D)×200mm(H)

周波数範囲 : 0.01~400MHz
強度 : 300V/m
EUT サイズ : 300mm(W)×300mm(D)×100mm(H)

3.

バルク電流注入
周波数範囲 : 1~2000MHz
強度 : 置換法:200mA、閉ループ法:最大注入電力120W
場所 : 遮蔽室

 

4.

ストリップライン
不可

 

5.

平行板アンテナ
不可

 

6.

無線周波電源の直接注入
不可

E.  ISO/TR 10605:1993、ISO 10605:2008に基づく、静電気試験
      Direct ±30kV 、 Air ±30kV

F.  CISPR12に基づくエミッション試験

G.  CISPR25に基づくエミッション試験
      Class 5 に関してFM帯域では問題なし

H.  G-TEMセル試験
      周波数範囲 : 0.01~4000MHz
      インピーダンス : 50Ω
      EUTサイズ :  565mm(W)×565mm(D)×500mm(H)
      ただし、電界の強さにより最大寸法が変わります。
      (例):100V/mの場合 500mm×500mm×300mm(H)